北上川沿岸中田地区土地改良区

理事長 千葉 武男

(ち ば た け お)

【ご挨拶】

(令和2年6月1日発行 第87号広報より)

 組合員皆様には、平素より土地改良区の業務運営全般に亘り格別なご理解とご協力を賜り、御礼申し上げます。
 また、行政機関をはじめ関係農業団体各位には、土地改良事業推進にご指導とご高配を賜り、衷心より感謝申し上げます。
 今年に入り、新型コロナウイルスが世界中に猛威を振るい始め、未だに終息の目処が立っていない中、当土地改良区においても、令和2年度予算等を審議いただく第91回通常総代会の開催方法について検討を重ねました。
 この総代会の提出議案には令和2年度予算の他に、改正土地改良法に伴った定款の変更という重要事項の議決がございましたが、2月19日の総代勉強会において提出予定議案内容の説明、質疑応答等を行っていることから、感染拡大防止を第一に考え、やむなく書面議決による総代会を開催することといたしました。
 3月24日に開催された総代会では書面議決を含む全総代さんの出席により、定款の一部変更を含む全19議案について承認可決をいただきました。総代皆様方のご理解とご協力に対し、心より感謝申し上げます。
 昨年10月12日~13日にかけて関東・東北地方を通過した台風19号は、県内にも甚大な被害をもたらしました。
 管内でも稲わらの流出等の被害はありましたが、県営水利施設整備事業による五ヶ村堀排水機場の新設ポンプの稼働等により被害を最小限に抑えられたと感じております。
 近年は台風や集中豪雨が頻発化しており、令和2年度においては農村地域防災減災事業を取り入れ、今後もなお一層防災、減災対策に努めて参りたいと思います。
 また、管内の農業用水利施設も経年劣化による老朽化施設が増加しており、適正化事業や水利施設整備事業等の各種事業により計画的に更新して参ります。
 土地改良区業務運営につきましては、複式簿記を導入して3年が経過しましたが、今後は改正土地改良法に基づく新たな運営体制に円滑に移行できるよう関係機関の一層のご指導をいただきながら取り組んで参りたいと考えております。
 令和2年度も組合員皆様のニーズにお応えできるよう役職員一丸となって取り組んで参ります。
 結びに組合員皆様のご健康とご多幸、そして豊穣の秋をご祈念申し上げ、水土里ネットなかだ第87号発行にあたってのご挨拶とさせていただきます。