北上川沿岸中田地区土地改良区

理事長 千葉 武男

(ち ば た け お)

【ご挨拶】

 野をかける風が心地よい風に変わり、野山の風景も青葉となり、生命の力を感じる今日この頃ですが、組合員皆様にはご健勝にてお過ごしの事とお慶び申し上げます。
 常日頃、本土地改良区の業務運営と事業推進につきまして特段のご理解とご協力を頂いております事に衷心より御礼申し上げる次第であります。
 先の3月10日に発生しました市管理基幹水利施設の大泉揚水機場地下ポンプ室冠水事故につきましては、組合員皆様方には大変ご心配やらご迷惑をおかけし、衷心よりお詫び申し上げます。
 この冠水事故につきましては、国で原因を調査中でありますが、当初は用水開始時期が大幅に遅れる事が懸念され、仮設ポンプ設置も想定しながら、早期の用水開始を行うため役職員一丸となって復旧に取り組んでまいりました。
 冠水で故障した電動機等について、修繕の早期着工と地元負担軽減のため、3月下旬に東北農政局と宮城県に熊谷盛廣登米市長と共に要請活動を行いました。
 お陰様を持ちまして、国・県の関係部局から御理解を頂き、補助事業導入の緊急検討により、平成30年度創設の「農業用水路等長寿命化・防災減災事業」で早期着工し、ポンプを稼働することができ、例年通り4月26日の本田用水開始となりました。
 組合員皆様には、水稲の種まき時期を調整して頂く等のご協力に対しまして、御礼申し上げます。
 さて、昨年の稲作は8月、9月の長雨による刈り取りの遅れや、品質の低下等で思いもよらぬ減収になった事が農家経済のマイナス要因となり、稲作農家にとっては大変厳しい秋になったとの思いでいっぱいです。
 年も明け、農家を取りまく環境も日々変わりつつある事は明白であり、土地改良区も地域農業を支える団体として、時代と共に変化していかなければなりません。
 常に組合員の負担軽減のため、計画的に各種補助事業を取り入れて、長寿命化、老朽化対策工事を行っていきます。
 それと併せて、用排水機場等の突発的事故による急な組合員の過重負担を避けるため、用水及び排水地区の基本財産積立を計画的に行っていきます。
 先の国営事業で整備されたほとんどの施設は40年以上経過しており老朽化が著しく、用水の安定供給や排水機場の排水機能に支障をきたす事が懸念されることから、「国営施設応急対策事業」の本実施に向け進んでまいりますので、組合員皆様のご理解とご協力をお願い致します。
 又、平成30年4月に農地耕作条件改善事業(暗渠排水:宝江(3)地区79.3ha、浅水(1)地区117.9ha)(区画拡大:浅水(1)地区29.6ha)が採択されました。
 この事業により、担い手などへの農地集積の加速化や、農地中間管理機構への農地貸借の推進を図っていきます。
 これからも、地域農業を支える団体として、時代に合わせた事業を取り入れ、力強い関係機関の尚一層のご指導ご支援をいただきながら、業務並びに事業の推進に努めてまいります。
 組合員皆様のご健勝と、豊穣の秋を一緒に迎えられますようご祈念申し上げまして挨拶とします。